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[2011/04/03 20:46] やまのぼり46

春の陽気に誘われて、近場の低山に行ってきました。
今回は山梨県の最低峰です。甲府市にあります。

甲府駅から山麓までバス路線はあるのですが、便数が少なすぎるので
JRの最寄り駅から歩いていくことにしました。
駅から山麓までは5kmほどあるのですが、普段からジョギングしているかいあって、そう疲れなかったです。
歩きなれてない人がいきなり向かうと足が棒になるかも。

工場群を脇に見て、笛吹川を渡り、田んぼの中を通っていくと、目的地の米倉山が見えてきます。
全体的になだらかな丘といった風情です。

米倉山への登山口は何ヶ所かあるようで、今回はJRに近い西側から登ることになります。
バスの停留所は山の東側にあるので、反対側からの登山です。



米倉山全景

西側の登山口

米倉山は頂上までコンクリートで舗装されていて、危険はまったくありません。

ところでこの山、全国の「都道府県内最低峰」の中でもっとも標高が高い山なんです。
長野県の 根塚 が327mなのに対し、米倉山は381m。けっこう意外でした。

登山道は一貫して緩やかです。
標高が高くなるほど、果樹園の割合が高くなってきます。ぶどうかな?
高い木もなく、くだもののを作るのには最適ですね。

・・・と思っていたら、いきなり南側に大量の人工物が!
何百基というソーラーパネルが整然と並ぶ工事が行われていました。これは圧巻。
山梨といえば果物の産地。くだものづくりには日光が欠かせない、ということは太陽光発電にも適しているというわけなのでしょう。
米倉山でググる と、太陽光発電の一大プロジェクトの舞台になっているようですね。
登山したのは、折しも東日本の震災と原発事故の直後。エコロジーな発電が早く本格的に稼働してほしいものです。



頂上まで舗装されています

ソーラーパネル群 設置中

登山道、というより農道はまだ続いています。
さらに果樹園を抜けていくと、視界がだんだん開けてきました。
最高点から少し畑の中に入ったところに、最高点があります。
米倉山には三角点が設置されています。

山頂からは、ほぼ360°周囲を見渡せます。
北は甲府市街から八ヶ岳、はるか西には南アルプスの山々が望めます。
快晴でしたら富士山も見えていたでしょうけど、雲に阻まれていました。

夏〜秋に、実った果物の中で登山するというのもよさそうですね。



三角点あるよ

山頂から甲府市街をのぞむ


昭和町のちゃんぽん屋でちゃんぽんを食べて帰りました。



<山データ>

山名:米倉山(こめぐらやま)

標高:381m

所在:甲府市下向山町 Googleマップ

経緯度:N 35°35' 05" E 138°34' 12"

<行程メモ>
東花輪駅−(60分)−山麓:徒歩
山麓−(20分)−山頂:徒歩




[2011/04/18 21:01] やまのぼり47

全国をめぐる低山登山の旅。毎年4月は、お花見スポットを巡るのが恒例となりました。
今回は香川県です。目的地の琴弾山が桜の名所と知り、今年の花見登山に選んだのです。

総勢1人の登山部隊は、一路観音寺市へと向かいます。
JR観音寺駅から歩いて約30分で、山麓の 琴弾公園 に着きます。
その道中でも、あちこちにうどん屋を目にします。登山とうどん巡りのどちらを先にしようか迷うところです。

琴弾公園は、ちょうど満開の桜に囲まれていました。
近所の家族連れと観光客でごったがえす街並み。
幸いにも天気は快晴で汗ばむくらい。アイス屋さんも出ていました。

公園内のいたる所に案内板があり、徒歩での登山道が示されています。
どちらかというと、琴弾山の登山道というよりも、銭形 の展望台への道 という意味合いがつよいですね。
琴弾公園といえば、砂で作った巨大な 寛永通宝 の銭形オブジェで有名です。



琴弾山遠景

琴弾公園は桜が満開 中央が徒歩登山口

さて登山開始です。
公園のにぎやかさとはうってかわって、徒歩の登山道には人ひとりいません。
登山を通じて、1人とすれ違うだけでした。
なぜなら、展望台まで車道が通じているからなのです。
そう高い山でもないので、歩いて登ってほしいと思ってしまうのは、低峰好きのひいき目でしょうか。

観光名所だけあって、登山道の整備は完璧です。
かなりの急斜面を、つづら折りの階段で登っていきます。不慣れな人は息切れするかも。
10分ほど階段を登ると、アスファルトの道路に出会います。さっき書いた登山車道です。

ここに、徒歩登山者向けと思われる「展望台まで200m」という案内板がありますが、この案内板には要注意。
先ほど書いたように、この階段は銭形を見たい人のためのもの。琴弾山の山頂は、案内板の真逆の方向です。
果たして、反対側に上り坂の階段があります。
しかもまぎらわしいことに「天狗山展望台」なる案内標識まで立てられています。
この2本の案内に惑わされて、銭形の展望台を琴弾山の山頂と勘違いしてしまう方が多いような気がします。



階段は結構急です

山頂は写真の向こう側

というわけで「天狗山」の方の階段を登ります。
すぐに山頂に到達。山頂の周囲は開けていて、ひっそりと展望台がたたずんでいます。
この山にも三角点が設置されていました。



もうすぐ山頂

歌碑と三角点

山頂からの眺めは、木の間から周囲を見渡すことができます。
東側には燧灘にそそぎ込む財田川を、南側には観音寺の町並みを望むことができます。

ちょっと注意が必要な花見登山でした。



山頂の展望台

山頂から見た観音寺の街並み


観音寺市のうどん屋でうどんを食べて帰りました。



<山データ>

山名:琴弾山(ことびきやま)

標高:58.3m

所在:香川県観音寺市有明町 Googleマップ

経緯度:N 35°02' 53" E 132°46' 57"

<行程メモ>
観音寺駅−(30分)−山麓:徒歩
山麓−(10分)−山頂:徒歩




[2011/04/22 22:05] やまのぼり48

前回お送りした琴弾山のお花見登山。
最後の「山データ」を見て、ひょっとしてと思った人がいたかもしれません。実は琴弾山は香川の最低峰ではないのです。
琴弾山は「都道府県でいちばん低い山」制覇と同時進行中の「全国の58メートル峰」制覇のひとつなのでした。

というわけで、こんどは香川県の最低峰にトライです。
合併で三豊市となった仁尾町にある、天神山が香川第2の目的地です。
仁尾は観音寺市の北に位置していて、バスで25分程度です。

仁尾には西日本でも屈指のマリーナがあって、数百隻の船が停泊、あるいは陸で出番を待っています。
夏になると、相当なにぎわいを見せるのでしょう。
そのマリーナのすぐ南にそびえているのが天神山。
マリーナ側から見ると、船に囲まれているように見えてしまいます。普通の登山ではありえない山麓風景です。

その名のとおり、天神山には磯菜天神という神社があります。
天神様、すなわち菅原道真がまつられています。神社の名前が 海沿いな雰囲気ですね。
登山道は、天神様への参拝道というわけです。登山口には立派な鳥居が建てられていました。



港側から天神山をのぞむ

登山口の鳥居

数分階段を上ると、いったん山の東側から南側へと平らな道を回ります。神社の正面が南向きなのでした。
二つめの鳥居をくぐり、石段を上がります。
石段の上の方では、両側が塀で囲まれています。ほかにも多数の寄進物があり、地元の信仰心が厚い神社のようです。

本殿には、真新しい「磯菜天満宮」の立派な板が掲げられています。



天満宮 正面への階段

磯菜天満宮

天神様らしく、真新しい 筆供養 の塔が建てられています。

さて、天神山の山頂は神社ではありません。神社の向こうに、さらに高台があります。
登山口の解説板にも書いてありましたが、この山は神社であると同時に 天神山城 の城跡でもあるのです。
神社から東側奧に回ると、城跡であるところの解説と石垣、階段が現れます。
ちなみに階段を上るとすぐヤブに阻まれてしまって、山頂には向かえません。

いったん引き返し、神社の西側に向かうと、登山道然とした道が現れます。



新旧の筆供養の塔

神社から山頂へと向かう道

神社の北側まで坂道を回ると、とつぜん展望施設が現れます。
結構しっかりした建物ではあるものの、椅子も机もなし。
もしかしたらこれは展望台ではなく、地域の祭事で使われる、あるいはかつて使われていた施設なのかもしれません。
なにしろ、周囲の眺めは山の中腹に設置しているベンチからの方が断然良いのですから。

山頂からもマリーナと瀬戸内海、それにうかぶ蔦島を望むことはできるのですが、
こちらも木の間から見える程度。船がずらりと並ぶマリーナを上から見る眺めは壮観なのですが、これも山の北側の中腹からの方がよく見えます。
マリーナで船を持っている方も、天神山に登って上から見ることができることを知らない人が多いのではないでしょうか。
讃岐の最低峰は、いくつもの顔をもつ不思議な山でありました。



山頂の展望台?

山頂からみたマリーナ


高松のちゃんぽん屋でちゃんぽんを食べて帰りました。



<山データ>

山名:天神山

標高:28.9m

所在:香川県三豊市仁尾町仁尾 Googleマップ

経緯度:N 34°12' 18" E 133°38' 12"

<行程メモ>
JR詫間駅−(16分)−仁尾文化会館 または
JR観音寺駅−(27分)−仁尾文化会館:三豊市コミュニティバス
仁尾文化会館−(20分)−山麓:徒歩
山麓−(5分)−山頂:徒歩




[2011/04/24 20:50] やまのぼり49

讃岐シリーズ第3弾。
まだ続きがあります。香川には 58メートル峰がふたつもあるのです。
振り返ると、岡山でも58メートル峰をふたつ登りました。さすが瀬戸内は格がちがうというものです。

登山隊一行は、いよいよ高松市に入りました。
高松の街の中心から少し西寄りに、今回の目的地、津内山がそびえています。

山麓近くまでバスも出ているようですが、今回は歩いて行きます。40分くらいは軽いもの。
津内山には登山口が何ヶ所かあって、東西南北すきな所から登れます。登山口の目星をつけながら、まず山麓を一周してみるのもいいかもしれません。



津内山遠景

南側の登山口から登る

今回選択した登山口は南方面。見た目は住宅街の路地のようです。
と思えば 畑のまん中を通ったりして、最初はちょっと肩身のせまい思いをします。
やがてコンクリの舗装がなくなり、竹藪に入っていく頃になると 登山のおもむきが出てきます。

舗装がなくなっても、登山道には階段がつくられていて整備されています。
津内山もまた、地元に愛されている山のようです。



畑を抜けると本格的に登山道が現れる

山頂近くは平らな地帯がつづく

5分ほど登っていくと、視界が開けてきました。さらに2,3分も歩くと山頂です。
山頂付近は平らな広場になっています。ここもまた整備されているようです。
三角点のそばに、石造りの氏神様がまつられていました。解説板によると 荒皇神(あらこうじん)だそうです。
山頂からの眺めも開かれていて、高松の中心街も見えます。

そして、山頂広場を囲うように桜が植えられていました。花見をするのにも申し分ない本数です。
ベストビューポイントに、しっかりとベンチも置かれています。
思いがけず、ここでも花を鑑賞することができました。

地域に根ざした津内山。本数こそ琴弾山には引けをとりますが、
これからも美しい桜を咲かせることでしょう。



山頂付近には桜が満開でした

山頂から南側の水田地帯をのぞむ


高松のうどん屋でちゃんぽんを食べて帰りました。



<山データ>

山名:津内山(つないやま)

標高:57.8m

所在:高松市御厩町 Googleマップ

経緯度:N 34°18' 09" E 133°59' 32"

<行程メモ>
JR端岡駅−(40分)−山麓:徒歩
山麓−(5分)−山頂:徒歩





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